型の修練をすることで、身体能力や集中力等を合理的に磨くことができます。
また、自身の自由組手をより高度なものにする為には、「型の習熟」が非常に重要な要素となってきます。その意味でも型稽古は、空手修行において組手稽古と並んで欠かすことのできない非常に重要なものです。
武術舘の型は種類は多くはないものの、それぞれが特徴的です。またその内容は常に改革・改修され、今日においてもなお進化し続けています。
武術舘における型稽古は、目指すべき完成形を画一化することはせず、それぞれ各個人の体格や性格、個性に合った型の完成を目指していることも特徴です。
< 武術舘空手「型」の体系 >
Ⅰ.基本型
①猿臂四方当て
②拳手四方当て(拳手法)
③太極1~5
Ⅱ.正流七法(少林寺七法)
①南光(アーナンク)
②半月(セイシャン)
③汪揖(ワンシュウ)
④鎮東(チントウ)
⑤五十四歩(ゴジュウシホ)
⑥抜塞(バッサイ)
⑦公相君(クーシャンクー)
Ⅲ.別伝
①ナイファンチ(内歩進)
②三戦
③転掌
①徳峰の棍(六尺棒)
②双流鉄尺の型(釵)
③ヌンチャク
④三節棍
⑤トンファ